パパがウツになりました。ワーカホーリック、ストレスマネジメント下手、不健康極まりない生活から強制的にライフシフトに取り組んでいくお話です。
仕事復帰から
予想よりも早い?遅い?
3月、お嬢は高校を卒業。
卒業式は会場には入れなかったけれど、パパも来てくれて、6年間通った校舎を背に3人で写真を取った。
パパががんばって働いてくれたおかげやな、と本当にしみじみとそう思った。
パパは4月の頭に産業医と人事部との面談をして、4月12日から仕事に復帰することに。
最初は様子を見るため週4日勤務からスタート。
もちろん残業は厳禁。
慣れないデスクワークをスタートすることになったが、結果的に傷病手当をいただいたのは2ヶ月に満たないくらいだったと思う。
私は半年は休みになるかな、と思っていたので、思ったより早い仕事復帰。
パパはもっと早く戻るつもりでいたようだけど^^
それからあっという間にもう今年も終わる(笑)
つまりは、書くほどの事件も起きていない、というのが実際のところ!
夏には通常どおりの勤務になった。
仕事についてはどんなポジションでもやってきた人なので、それなりに馴染んでいくかなと思って心配はしてなかった。
そして私が思っていたとおり、今までの人望と社内の人脈が新しい部署でも役に立っていたようだ。
慕ってくれる飲み仲間の後輩からは「嘘つきやん!」と言われるくらい、スムーズに仕事に復帰できたのは、本当にありがたいし、良かったと思う。
手帳を振り返ると時々体調を崩して休んでいたけれど、それができるようになったのも大きな変化である。
しんどい、と感じることも気づかないくらい、感覚が鈍っていたのだから。
自分に意識が向いてきた!
出勤時間が3時間以上遅くなったので、(どんだけ長時間労働だったのか!!)
朝は洗濯を済ませて、歩いて会社に行くように。
元々ショートスリーパーで、あまり睡眠時間が定まらないので、早起きのボンと二人、早朝の親子時間を過ごしている。
寝ないと持たない私は、
筋トレだのプロテインだのダイエットだの、ストイックな息子から色々聞いてる模様。
私は目を瞑ったまま聞いてるのが朝の楽しみ。
いっとき痩せたパパは、痩せきらなかったので筋トレと有酸素運動でどんどんごっつくなっている。
本当に痩せないのが今夫婦の共通の悩みなんだけど、やっと「自分に意識が向いてきた」のだと思う。
久しぶりに美容室を変えて、めっちゃ男前になったし!(家族大絶賛)
顔のたるみが気になるとEMS付きの美顔器買ったし!(女子誰も持ってません)
血圧計を買って毎朝測ってるし!
最近はジム通いも復活。
体調の不良も、感じたらすぐに病院に行くようになり、自分のメンテナンスをするように。
それは簡単なようで、自分の不調に気づかないといけないし、メンテナンスの時間も取らないといけない。
全部を後回しにしてきたので、自分からそれができるようになったのは、かなりの変化だと思う。
まだ通院はしているし、もう大丈夫、と過信はしないようにしているけれど、「普段どおりの生活」は取り戻すことができた。
今と、これから
チーム家族のおかげで
今年のクリスマス、みんなで食事をしながら、一年経ったね、と振り返った。
何度も言うようだけど、スムーズに生活ができていて、仕事に行っていることが本当にありがたいことだと思う。
経済状況についてはイタいことも多少はあるけれど、何も不自由はしていない。
そして、それは当たり前ではないことを、私が一番感じているかもしれない。
子ども隊も、家族が心身共に元気であることの大切さをよくよくわかっている。
この一年で、家族の絆はさらに強くなったと思う!
あと6年経てば、子ども隊は全員成人する。
大学に行くとしても、10年もしないうちに社会人になる。
私が前から言ってた、
秋には初めて一緒にキャンピングカーを見に行ったりした。
紅葉よりオレンジな人。
今年一年でパパのライフシフトはうまく行ったよね。
少々ハードなスタートだったけど、あのままだったら大病にかかっていたんじゃないかと思う。
そして私も、働き方や暮らしをもう一度見直すきっかけになった。
10年前、自分の人生と夫婦と家族のあり方に悩み、一生懸命学んで、試行錯誤してきて、
チーム田中については自分なりによくやった!と心から思える。
パパの生活は私の生活でもある。
二人で次の暮らしに向けて、良いスタートができていると思っている。
最後に
この記事を書いてから、書き終わるまでに間がありましたが(笑)
たくさんの方から反響をいただきました。
実は・・・とご家族のお話を伺うこともあったし、ご自身が辛い状態にある方もいらっしゃったし、どのご家庭、夫婦にも何かしらのトラブルや悩みはある。
私は考えた結果、サービスとしてのライフオーガナイズの活動を縮小することにしたので、
私が何かをできるわけでもないのだけれど、この1年を通して思うことは、
「自分に意識を向けるって難しい、でもやっぱり何より大切!」と言うことです。
自分が元気じゃなきゃ、家族のサポートもできません。
誰かの世話ばかりやいていても、共依存みたいになってしまうこともある。
以前の私がそうだったように。(今思えばね)
この一年、過ぎてしまえば感謝しかないし、なんてこともなかった、と思えているけれど、手帳を見返せばやっぱり私も揺れていました。
「課題の分離」ができたから、自分の生活に注力することができました。
助けてくれる人に、助けを求めたから、落ちずに耐えることができました。
自分なりに自分に対してできることは取り組んだ、と思えるから、今穏やかに過ごせています。
最後は私のことになりましたが、もし、「自分のことに意識なんて向けてられない」と思う状況にいたとしても、それはわがままではなくとても大切なことなのだと、お伝えしたいと思います。
パパも私も、子ども隊も元気で仲良く暮らしています。
最後まで読んでくださってありがとうございました!