私にとってはとても苦手で嫌なことを伝えたら、笑って過ごせる。〜いただき物のお話〜

もし、旦那さんが

パパ
鹿もらってんけど、ジビエにして食べる?
と聞いてきたらどうします??

苦手なこと、嫌いなことありますよね?

私はお魚が苦手です。

水族館で魚を見るのは大好きです。
若かりし頃はルアーフィッシングに行ってたこともあります。
お世話してくれる方がいたら海つりもします。

主婦歴15年ですが、魚料理はできません

でも特に、お魚の調理が苦手です。ちっともやりたくありません。
嫁入り前にイワシ手開きとかも習ったけど、それ以来してません。
3枚にはおろせませんし、嫁入り道具の出刃包丁は母に返しました。笑

ちりめんじゃこか、サンマ以上のサイズの魚は食べられます。
イワシとか、シシャモとか、そのサイズの魚は好んで食べません。
イワナのつかみ取りとか林間とかでありましたけど、食べませんでした。

お刺身は昔から好きです。
お料理されたお魚は、子供の頃に比べてずいぶんと美味しく頂けるようになりました。
焼き魚も煮付けもムニエルも美味しいと食べます。

ただ、自分から魚料理をすることは滅多にないです。

家族のためにたまーーーに料理をしても、塩サバ焼く、鮭のムニエル、冷凍の魚フライくらい。
料理とは言えないレベル。

それは家族も承知で、申し訳ないな、と思いますが嫌なものは嫌なので、やっぱりしません。

わかってもらってるけれど、魚はやってきた

今日、パパからメールが来ました。

ニジマス???川魚???釣ったやつ???

さえたん
はい、無理でーす!

パパも重々承知しているので、完了した話やと安心しておりました。

ところが夕方、珍しく早く帰ってきたと思ったら、手にはビニール袋・・・
素晴らしい偶然で、その彼に出会って、断れずにいただいて来ました。

やればできるんですよ

申し訳なさそうに、塩焼きにでもして、というパパ。
とれたて新鮮ですから、美味しいのは間違い無いんです。
ありがたいことに下処理はしていてくださっていたし。

でも塩加減も分からんしなー、そのままのお味を食べられる自信無いなーと、多少ごまかしが効くムニエルにしました。

我ながら美味しくできましたし、美味しく食べました。
(皮は食べれないんですけどね。)

お魚好きの息子は

ボン
普通に美味しいで
とペロリと食べてくれました!

それでも、やりたくありません〜。

美味しくいただけましたけど、じゃあ喜んで作るか、というと、それはなかなか・・・

さえたん
私にとっては、釣りたての魚を料理するのは、獲りたての鹿をジビエにするくらいの気の重さです!
ということを冗談半分ですが、半泣きの顔でパパに伝えましたし、
ニジマスをビニール袋から出してとりあえず水洗いもしてもらったし、
飲みに行く、というので「食べて行ってー!」と食べてもらいましたし、
出かける前に洗濯たたんでー!と甘えておきました。

そして、昔ならきっと、私はイライラ、プリプリしながら不機嫌爆発で料理してたんだろうね、って、
今は「いやや〜!」ってことも伝えられるし、お詫びに洗濯たたんでってわがままも言えるし、
お母さんも成長したもんだねー、ってみんなで笑って話しました。

私が苦手だってわかってても、出会ってしまった同僚から魚を渡されて断りきれず、

パパ
申し訳ないなーと思ってるねんで
って言ってくれたことで救われましたしね。

嫌なこと、好きなこと、素直に伝えることから始まる関係

昔なら私は不機嫌になっていただろう、というのにはきっと、
「魚くらい料理できる嫁であるべき」という私の勝手な思い込みと、本当はできなくてしたくない、というギャップにイライラしてたんでしょうね。

でも、それを素直に伝えたって、別に誰もがっかりしなかったし、嫌味を言われたわけでもない。
私が素直に「いややー!」って半泣きになってる方が、みんな笑って過ごせる。

それに気づけるようになったのは、本当にこの数年。
それからは、お互いが楽になりました。
数なくとも私は、自分を隠したりカッコつけたりしなくなりました。

こんなことに気づけたのも、ニジマス君のおかげですかね!
ごちそうさまでした!

私がアップダウンを繰り返しながら今の暮らしを整えることができた軌跡をお伝えするプチカセミナーと、
これからの暮らしの地図を描くワークショップのお知らせです。
9/22(金)大阪駅前第2ビル 5F 第9研修室
皆さんもご一緒に、ぜひ!

ABOUTこの記事をかいた人

アバター画像

ライフオーガナイズを基本に、お母さんがかわいく・賢く・楽しく・朗らかに生きるためのヒントときっかけをお伝えしています。 お母さんが楽になって家族も自立する仕組み作りが得意です。