私は子ども隊が小さい頃は、あれもこれも私が管理しなくちゃ、全部把握しておかなくちゃ、と思っていました。
私がお母さんだから。
しっかり育てなくちゃ。
しつけもしっかりやらなくちゃ。
もし、私がずっと家族の管理者のままだったら
今でも世話を焼いていたでしょう
雨なんて降ろうものなら、送迎してたかな。
帰ってきたらおやつ出して。
あれこれ聞き出そうと話しかけては、うざがられ(苦笑)
夕食作って、食べさせて。
手伝わない子どもを見てはイライラしながら。
大変アピールをしながら音を立てて食器洗ってるかな。
一人でこれ見よがしに家事をしてたかな。
お風呂洗って、沸かして、パジャマの準備して、
はい、自分では動けない子どもの出来上がり。
一生懸命心配しているでしょう
助けてあげるんよ。
「心配」という大名目の下に、「万が一うまくいかなかった時のために」と「できない前提」で子ども隊を見ていることでしょう。
できないことに目を向けて、あれしなさい、これしなさい、と口うるさく言ってるでしょう。
スマホチェックは欠かさない。
でも嫌われるのもいやだから、知らんぷりして、子どもの希望を聞いてるかな。
子どもが恥をかかないように、辛い思いをしないように。
喋るドローンみたいに、周りを飛び回ってる。
パパは仕方ないから
一人で子ども隊の世話をして、でも報われない感じの毎日。
あれもこれも、私が頑張ってすれば、いつか家族はわかってくれるはず。
そう思うけど、どうも怪しい。
パパは働き盛りで大忙しやし、疲れて帰ってるのに子どものこと話すのもどうかな。
もう、働いてくれるならそれで十分。
機嫌とってまで話しかけんでもいいかな。
どっちみち、この人家族に興味ないと思うねん・・・。
離婚するほど問題があるわけでもないけど、いい夫婦かと言われれば、答えられない。
働いてくれるし、パパは好きにしといてもらったらええか。
はい、イマイチな夫婦の出来上がり。
なんだかうまく行ってない感じのする毎日
想像に過ぎませんが、
我が家が以前のまま、私が全てを管理し、許可を与え、
本人以上に心配して対策を打ち、先回りして教えるのがしつけだ、子育てだ、と思っていたら、
こんな毎日になっていたのかもしれません。
そして、そんな自分をきっとふがいなく思ってた。
自分を責めていたかも知れません。
どんな毎日を過ごすか、家族にどうあって欲しいか
誰もこの家が居心地いいと思わへん!
脱出した頃の写真。
私の中の、1回目のリスタート。
自分のことは自分のやり方で自分のタイミングでできる自信がある。
そしてお互いがそれを尊重でき、かつ迷惑をかけ過ぎない。
それそれが居心地いい、と思える家庭。
HOMEもFAMILYも、個人とちょうどいい関係にあること。
当たり前に見える子どもの成長や家族の関係は、毎日の積み重ね。
今がちょっと違うな・・・と思ったら、今から変えていけばいい。
そうやって、家族って育まれていくんやと実感します。