2年弱、生活雑貨や衣料品を販売する大手チェーンでアルバイトとして働いています。
バイトを始めよう、と思った時の様子は、こちらの記事に。
母さん、バイトを始めました!
そして、辞めることにしました。
2年弱の母さんのバイト生活が我が家の暮らしにもたらしたものは何か?を記しておきたいと思います。
バイトをして得たこと
金銭的余裕
働いて得ることといえば給料。固定収入が入るというのは確かにありがたいことです。
ライフオーガナイザーはライフワーク、
バイトはライスワーク。
そう思って働いていました。
バイトとしてはミニマムの労働時間での契約なので、収入としては扶養の範囲内の金額です。
時間のやりくり
シフト制で働いたのは久しぶり。(大学のバイト以来)
基本の労働時間は週19.5時間。雇用保険に加入しないでいい労働時間です。
週3日の出勤が基本。
私のバイトのシフトは少し変則で、いわゆる主婦層が働く時間帯でないことも多かったです。
働き出した当時は夜に働く人員が少なかったのか、ほとんどが遅番=13:00〜21:30が就業時間。
午前中に食事の用意をし、夜は子ども隊だけで食べてもらっていました。
(パパはほとんど私より遅い帰宅なので)
店長が変わってからは19:00に帰らせてもらえるシフトに。随分優遇してくれました。
早番は8時に家を出るので、朝は大忙しでした。
だからそれはそれで私が大変な気分でしたね。
当初の目的、「毎日の暮らしにリズムをつける」というのは半分はクリア、といった感じです。
本業との兼ね合い、PTA、子ども隊の予定をやりくりするのにかなーり変則的なリズムになってました。
それでもなんとかやってこれたのは、「人との約束なら守る」というオブライジャー的要素(上のリンクに参照があります)が功を奏したからでしょう。
マニュアルに沿ってスキルアップする
実は会社で働いたのは出産で退職して以来。
業界でも有名なマニュアルがある会社でしたので、1から10までマニュアルがあります。
マニュアルに沿ってトレーニングがあり、挨拶の仕方、接客の基本、レジの取り扱いから注文の仕方、配送の手続きなど、少しずつスキルアップしていきます。
マニュアル苦手な右右脳の私。
接客は好きだし得意であまり苦労はしませんでしたが、会社のシステムに慣れるまでは失敗もしましたし、何度もレジも打ったことあったのに、一人でレジ担当する日はめちゃめちゃ緊張しました。
その時の様子を書いているのがこの記事。「新人バイト」と「子どものお手伝い」がイマイチ使えない理由
40の手習いは本当に脳が活性化した気がします!
未だに自信ないのもありますけどね〜。
教えられる立場、教える立場の体験
専業主婦で母を長らくしていたので、いつの間にか「教える立場」にばかりなっていたのですが、
「教えられる立場」になってみて感じたことは山ほどありました。
あれから、そこら中の研修中の名札にエールを送っています。(笑)
教えられる、からまた教える、の立場になった時の記事
教えてもらう立場になってみて、子育てにも感じること
現在でもまだまだ教えられる立場なので、この体験は子育てにもオーガナイザーとしてもいい経験だったと思っています。
新しい出会い
同僚は大学生から私より年上の主婦まで、幅広い年齢層が働いています。
普段の私の生活なら関わることが少ない年齢層やタイプの人との出会いは本当にありがたかったこと。
平成生まれがほとんどで、お嬢と大して年の変わらない学生と話したりするのはとっても新鮮です。
「私の大学の時はさー」なんて言った後に、「ていうか生まれてないな!!!」ってびっくりすることがしょっちゅうです(苦笑)
就活や進学のことなんかもリアルに聞けて、なかなか興味深いですよ。
また、ママ友ではない同世代や先輩ママとの新しい関係ができたこともとても有意義でした。
人に救われたな、ってことも沢山あります。
家の中のシステムが向上
私がいない時間が増えたので、我が家の家事効率と子ども隊の家事スキル、そしてパパの家事スキルは大幅にアップしました。
以前よりもさらに家の中の仕組みが整ったと思います。
家族にとってどうだったのかは、別記事にまとめます。
バイトをしてマイナスだったこと
無駄使いが増えた
私に金銭的余裕が出来たため、財布の紐が緩くなったことは事実です。
- 些細なことですが、バイト先で私が食べる食事代。(お弁当と半分くらいでした)
- バイト先で着る制服がわりの衣料品の購入。(必要経費だけど)
- スタッフに安く販売されるものを買う。(衣料品、収納用品、生活雑貨から食品まで)
- 外食やお惣菜を買うこと(そんなにはなかったけど、以前よりは増えた)
- 子ども隊にご褒美が増える(子ども隊的にはラッキーなこと!)
やはり外に出ると多少の出費は増えてしまいますね。
消費的行動が増えた
時間にリズムはできても、実際に時間に追われることも増えました。
バイトは週3でも、そのほかに全て予定が詰まっているという週も結構ありました。
「時間管理のマトリクス」でいうところの、「緊急で重要」なことが増えてきて、「重要だけど緊急でない」=本当に時間をかけたい部分まで手が回らなくなってきて、予定が立て込んでいる時は毎日をなんとかこなしているような状態でした。
食事も時短・手抜きメニューが増えたし、掃除したいけど後回しになっているところなんかもありました。
予定が何もない休みの日は停滞してきている家事をこなすことが多かったです。
エネルギーがショートしてきた
私はエネルギッシュに見ていただくことが多いのですが、実はエネルギーのチャージがとても重要なタイプ。
睡眠時間が短くなると途端に持久力がなくなりますし、基礎体力も低いのです。
なんとか病気になることはありませんでしたが、(そこは褒めたい!!)エネルギー不足でじぃーっとしてることもありました。
ということは、「やりたいこと」にエネルギーをかけられない、という状態に陥ることになるわけです。
もちろんお休みがあれば多少は復活していましたが、ショートしてるなーというのをよく感じていました。
働き方を再考するための体験期間
ざっと書き出してみましたが、この2年弱のアルバイト生活は、私にとってはとても良い経験でした。
パートでももっと長く働く方はたくさんいます。たった2年弱、だとも思います。
もっと働こうと思えば働けたと思います。
フルタイムのワーキングママ、パラレルキャリアを持つ方、もっともっとタイトな時間の中で働いている人もたくさんいます。
ただ、私が自分自身を鑑みて「どう働くのか」「どう暮らしたいのか」「どう生きるのか」を考えるのには十分だったかな、と思っています。
バイトしてみよ!と思ったのも思い立ったが吉日的なところからのスタート。
その勢いと流れが終わり、一区切りの時間が私にとってはこの期間だったのだと思います。
田中家恒例、家族インタビューは別記事で!