子どもが何かを無くしたら、どんな声かけしてますか?
原因を突き止めようとしたり、
教訓にさせようと、厳しい言葉をかけてませんか?
私も昔はそうでしたが、「私も変わったな~」というエピソードを。
以前にアメブロに書いた記事です。
余裕がなくなっている最近の自分も、だいぶ反省・・・
追い込まない!
まだ末っ子ぶち子ちゃんが1年生の頃。
2人で夕方スーパーにお買い物に出かけたときのこと。
ウロウロお買い物して、レジでお金を払っているとき、ぶちこちゃんが半泣き。
はあ???マイメロディ???
おばあちゃんに連れて行ってもらったマクドナルドのおもちゃのマスコットを持ってきていたらしいのです。
数年前の私なら、反射的に、
「なんでそんなん持ってきたん?」
「どこまで持ってたか覚えてんの?」
「もー、ややこしいときに!」
「どうせマクドのならもういいやん」
「いらんもん持ってくるからや!」
・・・って言うてました・・・
が。
気づいた時点で半泣きで、それでも我慢してパニックも起こさず私に伝えてきました。
それだけでもすごいがんばってる!
その姿を見て、声かけを変えました。
頭の中では上の言葉が浮かびましたが、口にしたのは下の言葉。
「どんな風に持ってたの?」
「探しに行くから、ちょっとだけ待ってね」
「自転車のところは見て来れる?」
「泣かんとえらいね」
そうしたらぶちこちゃん、こぼれ落ちそうな涙をこらえて、待ってました。
とりあえず会計を済ませ、商品を自転車に積んで、もう一度探しに戻りました。
ぐるっと店内を見て回ったけど、見つからず。
こんなとき今までなら、これまた反射的に
「見ても無いからあきらめ~」
「どうせマクドやし」
「要らんもん持ってくるからなくすねん」
って言うてました・・・(若干よぎった!)
でも、
「お店の中ではちゃんとポケットに入れてたんやね、良く覚えてたね」
「お店の人に、頼んでおこうね」
って言えたんです。また。
親切にもお店の方も探して下さったんですが、見つからず。
兄弟の習い事の時間が近づいていたので、タイムアップ。
連絡先を残して帰りました。
これまた今までなら、
「もう出で来ないかもしれへんよ!」
「誰か持って帰ったんやろ。」
「なかったらあきらめや。」
って言うてたところ。^^;
「お電話、待ってみようね」
この声かけの仕方で、ぶちこちゃんは泣くことも無く、すんなり帰りました。
赤字の声かけは、客観的に見てもひどい!と思います。
だって以前は「起きたこと」から何か学ばせなきゃ、とか、
ダメだししたり、「ごめんなさい」って言わせようとしてたんです。
でも今は、あまりそう言うことは言わなくなりました。
言われた子どもの気持ちになったら、
言われんでも自分が一番ショックやし、
必死で我慢してるのに絶対泣いちゃう~。
「私は親だから、諭さなきゃ、しつけなきゃ」と思っていると、やりがちなこと。
それは、選択理論心理学で学んだこちら。
文句を言う
脅す
責める
罰を与える
批判する
褒美でつる
ガミガミ言う
頭文字をとって、『門押せば悲報が』
何が致命的って、人間関係=親子の信頼関係にとって!
でもね、案外こんな話し方してるお母さん、多いんですよ!
予定外のことが起きたとき、反射的な対応が怖い・・・
そんなに言わんでも〜と止めに入りたくなるようなお母さん。
・・・あなたは大丈夫?
出来れば、こんな風に対応したいもの。
自分の子どもであっても、思うがままにしゃべってはイカン!と、
3人目の子育てで実感しております・・・
「私が親だから!」と思って行動するより、
人間同士、対等に話をする方が、子ども達もちゃんと理解をしています。
自分の失敗で一番がっかり来てるのは本人だし。
耳を傾ける
励ます
尊敬する
受け入れる
違いを交渉する
信頼する
支援する
こんな風に対応するようになったら、私自身が不愉快な気持ちで過ごすことがなくなりました。
いつまでもイライラしなくて済むし、お互い気分も悪くならない。
子どもならではの、かわいいコメント。
ぶちこちゃんもなんだか納得してくれて、泣かずに帰宅。
その後、1時間もしないうちにスーパーから見つかったとの電話が!
「農産物コーナーの棚に乗っかってました」とのこと。
すぐに引き取りに行った帰り道。
あぁ、責めるようなことを言わないで本当に良かった!!!と思いました。
おかげで、見つかったことが私も素直に嬉しかったです。
もし、『門押せば悲報が』なことを言っていたら、見つかっても
「もう無くしたらあかんから、いらんもん持って出かけたらあかんで!」とか言いたくなっちゃう。
子どもは責められた記憶が残っていたでしょう・・・
嬉しそうに握りしめて連れ帰ったマイメロちゃんは、その日は一緒にお布団の中。
いつもいつも丁寧な対応が出来てるわけでは決して無いですが、
自分が落ち着いて話す、考える、という訓練は無駄ではないねぇ、と感じています。
子ども隊にも、相手を思いやるコミュニケーションがとれるようになって欲しいと願うからこそ、言葉は選んで使いたいと思います。