我が家の中2女子。
12月に入ると、試験やらなんやらでほとんどお弁当がいりません。
大して凝ったものではありませんが、朝にお弁当がないのは本当に楽・・・。
昼に帰ってくるので昼食が必要ですが、私が外出していても、用意しておくことはほどんとありません。
自炊してくれます。
料理好きのお嬢は、今日は何を作るんでしょうね〜。
「F&F today!」
もう20年以上も前になりますが、高校2年生の頃、アメリカに1年間留学をしていました。
私はお世話になったのは、ミシガン州の片田舎、目の前が五大湖の一つ、ヒューロン湖の湖畔の村でした。
エジソンが汽車に乗って働いてた街、ポートヒューロンから20分くらいの小さな村。
当時私は11年生。ホストシスターが8年生、ブラザーが3年生。
今の我が家に留学生が来たくらいの感じですね。
ホストマザーは「Daycare」、自宅で保育園をしていましたので、私が目覚めるより早く小さな子供達が預けられていました。
英語力から言えば、私もDaycareの一人みたいなもんでした〜。子ども達に鍛えてもらったな^^
ママはあまりお料理が上手な人ではなく、オーブンで焼いただけ、とかレンジでチン!としただけとか、秋なんて茹でたスイートコーン一人3本!みたいな食事(笑)
外食も結構多かったですね。おかげで10キロ以上太って帰ってきたわけですが・・・(苦笑)
そのホストファミリーで「画期的!!」とびっくりしたシステムが「F&F」でした。
ママが夕飯の時間に、「F&F today!」と言うのです。
「F&F」とは、「Find & Fix」
つまり、「見つけて作れ!」
その日は家族全員がそれぞれ好きなものを見つけて作って食べる日。
きゅうりのスライスをひたすら食べるシスターもいれば、シリアル食べてるブラザーも。
ダディは昔コックの見習いだったらしく、美味しそうだったなー。
私はいつも、日本から送ってもらったラーメンを作って食べていました。
極意は「完全にお任せ」
我が家でも結婚した時に早速このシステムが導入されたわけですが、「F&F」の大切なポイントは、「完全にお任せ」ということです。
「じゃあ私ラーメン!」
「トースト食べる〜」
「お餅食べる〜」
と家族がメニューを決めたら、自分で作ってもらう。
その準備は私は一切しません。
だって、「F&F」は、母の究極の手抜きですから!
ま、同じメニューなら一緒に作ったりはしますけどね。
目指したのは、みんなが使えるキッチン
その時ばかりは栄養だの何だのは気にしないのですが、「F&F」の時の方が案外家族は料理をします。
インスタントラーメンが野菜たっぷりタンメンみたいになってたり、
パンに山盛りの具が乗ったピザトーストになってたり、
斬新な創作料理ができてたり。
それぞれがキッチンに立つので、てんやわんやになる可能性大です。
だからこそ、キッチンは「わかりやすく」を心がけています。
私が使いやすく、ではなく、家族みんなが使いやすく、を考えています。
(Photo by 会田麻実子さん)
Find、ですから、食べ物を探すところから始まるわけです。
- 食材は冷蔵庫と決まった場所だけに保管しておく。
- 調味料もひとまとめに。
スムーズなFix、のために、
- 調理器具は見ればわかる方法で収納。
- 次の人が使えるように戻しやすく。
- つながりを考えて
- 作業スペースは広くとれるように。
シンク下、鍋以外はほとんどここに。
納得できるように、推測できるように
小さい頃、子ども隊と一緒にキッチンに立つ機会があるたびに、モノの配置と理由を伝えてきました。
それは我が家の、私のやり方ではありますが、「見てわかる」に加えて、「ちょっと考えたらわかる」方法を教えてきました。
連想ゲーム的に、使うものが並んでいるとか、
子供が使っていいお茶碗は手の届くところにあるものだけ、とか、
まずは「ママのやり方」でいいと思います。
「ママはこんな風に考えて、だからこんな風に片づけてある」と伝えておくと、子どもやパパにも伝わりやすくなります。
また、理由があるからこそ、家族で使いやすい方法を考えるときにもいいですよ。
使いにくい人がいる場合も考え直しやすいと思います。
ちなみに、我が家のキッチンは回遊式。
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